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2016-12-10

獣の解体 皮なめし 暮らす道具(*キャンセル待ち受付中)

 

 

 

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私(中村伸治)は、4年前に初めて鹿を解体し、そのお肉を食べました。
鹿を無駄にしたくないと思い、皮を鞣して道具を作りました。
一連の体験を通じて感じたこと、考えたことがたくさんあります。

ワークショップの開催場所は、長野県小谷村の大網集落。
山に抱かれるように、山の中腹にある集落です。
ここでの暮らしは土に近く、山に近く、自然の厳しさと恵みを身に沁みて感じます。

山に近い大網でも、暮らしの中で人が山に入る機会は減っています。
大きな理由のひとつは、生活の中で薪を使わなくなったこと。
人が山に入らず、藪が増えると動物が集落の近くまで来るようになります。
秋には田畑に猪があらわれ、農作物やキノコの被害がありました。
猪を獲るための罠を仕掛けると「いいことをしてくれた」と、
集落のおいちゃんに言われました。
狩猟によって、山の世界と人の世界の間に緩衝地帯が作られます。
山の近くで人が暮らすには、誰かが担わないといけないことの一つです。
狩猟は、暮らしを守ることでもあります。

そんな土地に住んでいるといろいろな機会に出会います。
狩猟で獲れた獣を解体したこともその一つです。

私が初めて鹿を解体したとき、肉が私に届くまでの過程は日常生活からかけ離れていること、
その過程をまったく気にしていない自分に気が付きました。考えれば生き物が肉になる過程は
イメージ出来ます。しかし、実際に解体して感じることとイメージには雲泥の差がありました。
なめした革で道具を作ることもしかり。全ての工程を経て革でできた道具を手にしたとき、
「これはあの鹿なんだ」と思ったことは、それまで経験したことない感覚でした。
私にとって、解体から皮を鞣してものを作る一連の体験はいろんなことを感じる機会であり、
新たな考えを持つきっかけになりました。

この体験は日常生活にはない、生きる営みに触れる体験だと思っています。
このワークショップを開催するのは、暮らしと営みがかけ離れている今、
自分にとって価値があったこの体験は、他の人にも価値があると思ったからです。

生きる営みに触れることや集まった方との出会いを通じて、自分について、
生き方について、暮らしにつて考えるきっかけになる、そんな場を目指しています。

 

 

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【Ⅰ解体から皮なめしの入り口まで】

 2017年1月28日(土)-29日(日)1泊2日

 

【Ⅱ皮なめしの仕上げから暮らしの道具づくり】

 2017年3月11日(土)-12日(日)1泊2日

 

◎参加費 各回20,000円(+宿泊費8,000円)

(食費3食分、保険料、道具貸し出し料 含む)

 

◎参加申込み

kurashite@gmail.com 宛に【名前、住所、電話番号】をお送りください。
5日以内に折り返しご連絡致します。
(5日以内に折り返しの連絡が届かない場合は、お問い合わせください)

 

◎開催決定及びキャンセルについて
獣が獲れて開催が決定するまでは、仮受付とさせていただきます。
開催が決定した時点でご連絡いたします。
開催決定後のキャンセルは以下のキャンセル料を申し受けます。
開催8日前まで 参加費宿泊費の20%
開催7~2日前まで 参加費宿泊費の50%
開催前日、当日、無連絡 参加費 参加費宿泊費の100%

◎集合 1日目の12時30分つちのいえ集合(昼食を済ませてお集まりください)

◎解散 2日目の13時30分つちのいえ解散

◎開催場所 つちのいえ(長野県北安曇郡小谷村大字北小谷9326)

【電車でやバスで来られる方】 最寄駅:JR大糸線平岩駅(新潟県糸魚川市)
関東方面からは東京駅7時52分発の北陸新幹線はくたか553号、または新宿駅7時30分発
(松本10時27分発)の特急あずさ3号でお越しください。
11時7分(糸魚川方面から来られる方)と12時21分(南小谷方面から来られる方)に
平岩駅まで迎えに行きます。
なお、平岩駅周辺には飲食店や昼食を買えるお店はありませんので、事前にご用意ください。

【車で来られる方へ】ナビや携帯で住所を検索してください。
長野市からは2時間弱、松本市からは2時間強、糸魚川市からは30分ほどの場所です。

◎定員 各回10名
※本プログラムは、解体から革製品を作ることを一連のものと考えていますので、
1回目、2回目両方お申し込みの方を優先して受け付けさせて頂きます。ご了承ください。
(定員に空きがある場合はどちらかの参加も受付致します)
各回の1日目だけ、宿泊せずに通いながら参加したいなど、ご希望やご質問のある方はご相談ください。

◎持ち物

*1回目
解体は雪の上で行いますので十分な防寒対策をお願いします。
防寒着(スキー場に遊びに行くぐらいのつもりでご用意ください。
ダウンや、スキーウェアなどの上から羽織るものだけでなくヒートテック等の
防寒下着等もあると防寒には効果的です)
長靴(保温性があり、膝下くらいまであるものが適しています。スパッツと
組み合わせると、雪が長靴に入らず効果的です)
防寒手袋、ニット帽、厚手のゴム手袋(解体、なめし作業に使います)
炊事用の薄手のものよりはホームセンターで売っている厚手のものが好ましい)
解体、鞣しの汚れ防止に100均等で販売しているビニール雨具があると便利です。*2回目
鞣しの作業や道具作りはつちのいえで行いますが、外(雪の上)を歩く時間もあります。
防寒着、長靴(保温性があり、膝下くらいまであるものが適しています)、
防寒手袋、ニット帽など
※革細工に必要な道具はこちらで用意しますが、持っている方はお持ちください。

【予定しているスケジュール】

*1日目
12:30 集合(昼食を済ませてお集まりください)
ワークショップ開始 、鹿の解体(Ⅱ皮なめし)
16:30 作業終了
17:30 姫川温泉へ
つちのいえで夕食準備
19:30 食事&対話の時間
23:30 消灯

*2日目
6:00 朝食準備、(雪かき)
6:30 朝食
8:00 作業開始
なめし作業(Ⅱ道具づくり)
11:45 昼食
12:30 体験のまとめ、(2回目に向けて)
13:30 解散

※南小谷から特急あずさ26号をご利用の方は平岩駅13時46分発です。
新幹線等それ以降の電車をご利用の方は、15時7分平岩駅発になりますので、
それまでの時間はつちのいえでお過ごしいただけます。

◎お飲み物について
大網の山で採取したクロモジという木の枝を乾燥させたお茶をご用意しています。
ジュースやアルコール類は各自でお持ちください。差し入れ大歓迎です!!
缶ビールやレギュラーコーヒーは、つちのいえで販売しています(有料)

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「獣の解体 皮なめし 暮らす道具作り」に興味を持っていただいた方へ

予めご承知いただきたいことがあります。
ワークショップの開催決定は開催日の3週間から1週間前です。
その理由は、獣が獲れて開催決定となるからです。

小谷村は日本有数の豪雪地帯で、この地での狩猟は天気、特に雪に大きく左右されます。雪が降り山中の水場が雪に埋もれ、獣たちが水を求めて川に下りて来ると猟ができるようになるのです。しかし、雪が降っている最中は視界が遮られ、獣の足跡が消えてしまい、獣たちもじっとしているので狩猟も難しくなります。雪が降った後の晴れた日が、狩猟に適した日です。年末からほどんと雪でなかなか猟に出れないこともあれば、雪が少なく獣が山から下りてこない年もあります。雪に左右される、そんな土地柄です。ワークショップを開催することを考えると、獣が獲れないときには遠方から獣をいただいてくるべきだと思いますが、獣は小谷村や大網周辺で獲れたもの、もしくは、ここで獲れたものでなくとも自分たちで獲ったものを使うことに決めました。ワークショップとはいえ、この体験の場が私たちの暮らしの延長にあってほしいと思ったからです。小谷村で自分たちで獲ったものでというのが一番の理想です。それがかなわないこともあると思っています。その場合は、村の狩猟仲間や先輩からいただいたものを使ったり、他の地域の狩猟仲間を頼って獲りに行く可能性もありますが、それ以外の手段はとらないことに決めました。主催者のわがままであることは承知の上です。開催決定が1週間前から3週間前になること、そう決めるに至った私たちの考えをどうかご理解ください。必ず実現させたいワークショップです。そのためにできることは全力でやります。ワークショップに向けた狩猟の様子もFB上でお伝えしていきます。ちなみに、「獣」とは鹿か猪を考えていて、その時に獲れたものを使います。なめしを考えると鹿のほうがなめしやすいですが、今年の山の様子からすると猪のほうが獲れる可能性は高いと思います。昨年一昨年と、いずれも鹿を使いました。それはなめしやすいからです。今回猪も使うことを考えているのは、猪でも鞣せるめどがついたことと、この土地に暮らして感じたことが影響しています。昔からこの土地に暮らすおいちゃん、おばちゃんたちはあるものを活かす知恵や技を持っていて、驚かされることが何度もあります。このワークショップでもあるものを活かす、そんな姿勢でいきたいと思ったからです。

 

 

◎スタッフの紹介

この企画はくらして×中村伸治の共同主催で行う企画です。
また2回目の「暮らす道具づくり」には講師として、大工であり皮細工の達人でもある小竹将通さんをお招きします。

 

▶︎中村伸治

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ニックネーム:主水(もんど)

今回のワークショップ全体の進行及び解体、鞣し、革細工を担当。
大網在住。大網にある冒険教育団体(OBS)でスタッフとして2001年から2014年3月まで勤務。主催の冒険教育プログラムや指導者育成プログラムの他、学校の体験学習、企業研修等の企画、運営や、スタッフ育成に従事。OBSを退職した今でも大網に暮らす。自分の田畑を細々といじり、山仕事や、大工手伝い、OBSの非常勤スタッフを行いつつ、体験プログラム、ワークショップの企画や講師、ファシリテーション勉強会に取り組んでいる。このワークショップを開催したことをきっかけに、この冬から狩猟を始める。2015年には、雪で傷んだ古民家をそのままごみにしない、残せるものは残すという目的で古民家の解体を手作業で行った。これから、『あるを活かす』取り組みとして、解体した古民家から出た材の活用、根曲がり材(雪の重みで曲がった木の根元、一般的な建材にはならない)を使った製品作り、狩猟によって獲れた獣の皮の鞣し&製品作りも行なっていく。もんどの由来は、時代劇の必殺仕事人の中村主水から。

 

▶︎北村健一

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ニックネーム:なべ

くらしてメンバー 1回目の、解体を担当。
狩猟者としては6シーズン目を迎え、猟友会では次代を担う中心人物。山仕事のプロ。山への造詣は深く、大網周辺の山林の整備、活用に取り組んでいる。先人が植えた杉を建材として搬出するほか、炭焼き、人(子供が遊べる森づくりを行っている。気は優しくて(怪)力もち。、今年は北村家で馬を家族の一員として迎え、馬との暮らし、馬搬、馬耕にも取り組む予定。大網の山には一番精通している。

 

▶︎小竹将通

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ニックネーム:まささん、こたけさん

白馬在住の大工。2回目の革での道具作りの指導を担当。若かりしころ本気で革細工職人を目指していた。ヨーロッパの某ブランドの革職人となるべく手紙を書いたり、革のルーツを訪ね、イタリアの小さな村の靴職人のお爺さんのもとに通ったり、ネイティブインディアンを訪ねた経験もある。世界を旅し、環境に問題意識を持った末に選んだ職業は大工。人と自然を愛する一風変わった大工さん。

 

 

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皮なめし(鞣し)の進め方について

なめしは革に柔と書きます。
一連の作業をすると革に柔と書くのが納得できます。
ちなみに獣から剥いだ状態は、皮です。皮を鞣すと革になります。
なめしとは皮を腐らないように処理し、柔軟さを持たせ、革にする過程のことです。

皮鞣しは、どんなに短くても1ヶ月はかかります。
今回は、1回目(1月28日‐29日)の2日目から、2回目(3月11日‐12日)の初日までかけて行いますので約6週間をみています。

1回目では皮についた肉や油を落とす作業、2回目では乾燥して革を柔らかくする作業を行います。この間もいくつかの工程があります。
これまで開催したワークショップでは、途中の工程は大網で進め、来れる方だけ一緒に作業を進めました。
今回は、皆さんに皮を持ち帰ってなめしてもらい、最初から最後までみなさん自身で進めることができるようにしたいと思います。

もちろん、持ち帰って進めるのは難しいという方は、大網で皆さんの皮をお預かりしてなめしていきます。なめし作業があるときに来れる方は大網に来ていただき一緒に進めていきましょう。自分でなめした革でできた道具は特別なものになりますよ。

 

 

◎「つちのいえ」について
つちのいえは、栃餅工場を併設した簡易宿所で正式名称は「大網農山村体験交流施設つちのいえ」と言います。様々なイベントやワークショップを開催したり、宿泊者の受け入れ、集落のお茶会、栃餅の製造など行います。「つちのいえ」という名前には、種を蒔く場所、芽を出す場所、成長する場所になるようにという思いが込められています。詳しくはこちらのページをご覧下さい→(http://kurashite.com/つちのいえのこと/

◎大網について
長野県と新潟県の県境にある小谷村の最北端に位置し、昔は海から内陸に塩を運ぶ塩の道の宿場町として栄えた集落です。日本百名山の一つである雨飾山を望むに豪雪地帯でワークショップのある1月は一面雪に覆われます。
もともと宿場町で人が訪れる土地柄からか、新しいことや外からきた人と受け入れてくれる土壌や、人のためにずくをだす(労をいとわない)気質があります。また、この土地、自
然とともに生きるすべや、昔からの知恵や技術を持っているスーパーおじいちゃん、おばあちゃんがたくさんいます。
長野と新潟の県境にあり、小谷村(長野県)と糸魚川(新潟)の文化が融合した独特の文化、伝統が残っています。
雨飾山を信仰の対象としており、2月第2週に行われる山の神に五穀豊穣を祈念する「雪と火の祭り」には多くの人が訪れます。

冬の大網の雰囲気もお楽しみください!!

◎獣肉について

ワークショップで獣を解体して出来た肉は、食品衛生法上食肉と認められません。
食品ではないことを承知の上、各自の判断、責任のもとで口にしたり、持ち帰るようにしてください。(ワークショップの時に用意できる獣の量によりますが、お肉は皆さんで分けたいと思います)獣肉で食品と認められるものは処理施設で解体、精肉されたものだけで、狩猟で獲れたものは自家用として食べられているのが一般的です。なお、食事は獣肉を口にしなくても十分な物を用意しております。

 

 

 

昨年までの様子

 

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解体する鹿。雪の中で行います。

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鹿がお肉になる感覚

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夜は対話の時間

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皮なめし

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お茶の時間も大切です

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地図のような皮(革)

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いよいよ暮らす道具づくり

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みんなそれぞれ素敵な道具ができました

Facebookのアルバムからも写真が見られます。

https://www.facebook.com/pg/kurashite/photos/?tab=album&album_id=402832766548996

https://www.facebook.com/pg/kurashite/photos/?tab=album&album_id=418299711668968

 
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